職場には多くの先輩がいますが、その中で必ずヤバい人が1人はいるもの。
彼等は自分より立場が下の人間をターゲットにしており、非常に面倒な絡み方をしてきます。
その被害から身を守るため、ヤバい先輩を早期に見抜くために特徴を把握し、絡まれた時の解決策を知っておくべきです。
本記事では、これらについて順に解説します。
ヤバい先輩の5つの特徴
ヤバい先輩には、共通する特徴があります。
具体的には、以下の5つのいずれかの特徴を持つ人は、ヤバいと言って差し支えありません。
初対面からタメ口で話してくる
全く絡んだことがないにも関わらず、いきなりタメ口で馴れ馴れしく話してきます。
たとえ先輩・後輩の関係であっても、最初は敬語で丁寧に接するのが、社会人としても人間としても在るべき姿。
しかし、ヤバい先輩は自分の方が偉いと盛大な勘違いをしているので、タメ口で上から目線の接し方をしてきます。
それだけならまだマシですが、仕事のことではなく「どこ出身?」や「どこ住んでるの?」など、パーソナルな質問をしてくることも。
初対面なのにいきなり距離感を詰めてこようとするので注意しましょう。
特に異性の場合、「あわよくば・・・」と狙っている可能性も十分考えられます。
聞いてもないのに仕事を教えたがる
ヤバい先輩ほど、こちらは聞いてもいないのに仕事を教えたがります。
そこには以下のような思惑があることがほとんど。
・自尊心を満たしたい
・後輩から尊敬されたい
・後輩と仲良くなりたい(性的な意味で)
しかしこういう先輩ほど、実際は仕事ができず、同僚や上司からは邪険にされています。
つまり誰も褒めてくれず肩身が狭いので、何も知らないかつ邪険にできない立場である後輩に、仕事を教えようとしているのです。
自慢話や身の上話をしてくる
ヤバい先輩ほど、自分のことが大好きで自己肯定感が高めです。
なので自慢話や身の上話をしたいのですが、前述の通り周囲から邪険にされているため、話を聞いてくれる人がいません。
そこで後輩に目をつけ、何かと自慢話や身の上話をしようとします。
しかし話が下手な上にそこまで重厚なエピソードもないので、同じ話を何度もしたり、何を言ってるかよく分からないことも多いです。
とにかくだらしない
ヤバい先輩ほど仕事ができませんが、そういうタイプは大抵の場合、自己管理が下手です。
それは身だしなみや身の回りの環境、普段の行動にも現れるので、とにかくだらしなく映るもの。
髪はボサボサで清潔感がなく、デスクはごちゃごちゃしており、食事の仕方なども汚い・・・という感じですね。
そのため、実はヤバいかどうかはパッと見の印象や挙動を観察していると、何となく分かることもあります。
頭を下げず謝らない
ヤバい先輩はプライドが高いので、ミスをしても自分が悪いという認識を持ちません。
周囲や環境のせいにして、自分も被害者という顔をします。
だから頭を下げたり謝罪することは、まずないと思っていいでしょう。
もし上司に迫られた場合も、形だけで明らかに不本意ということが分かる状態で謝罪します。
なので、ミスが発覚した時にどのような振る舞いをしているか、しっかり観察しておくべきです。
ヤバい先輩に絡まれた時の解決策
上司に相談する
最初に打つべき手段です。
ヤバい先輩は後輩が強い態度に出れないことを承知の上で、どんどん絡んできます。
かといってこちらが思い切って反抗しても、逆恨みされてより面倒な事態に発展する可能性が高いです。
そこで上司へ「〇〇先輩に困っている」ということをハッキリ伝え相談しましょう。
この時のポイントは、感情面(嫌い・面倒など)だけではなく、業務上の支障(仕事に集中したいのにさせてくれない等)を明確に言うこと。
会社は仕事をする場所なので、存分に仕事できるよう環境を整える義務があります。
それが妨げられているとなれば、上司も無視することはできません。
逆に無視されるようであれば、そんな会社からは今すぐ離れるべきです。
徹底的に避ける
ヤバい先輩に対しては、話を肯定しても否定してもより面倒なことにしかなりません、
そのため最善策は、とにかく徹底的に避けて関わる機会をなくすこと。
もちろん仕事の上で必要最低限のコミュニケーションは必要ですし、席の配置的に避けるのが難しいこともあると思います。
ただその場合でも、なるべく話を続けさせないように忙しいフリをしたり、席を離れるなどしてこちらに関わる隙を与えないようにしましょう。
席の配置転換であれば、上司に相談することで比較的対処しやすいことなので、諦める必要はありません。
他の先輩と仲良くする
ヤバい先輩の面倒な絡みから逃れるためには、他の先輩の力を借りることも大切です。
ここで重要なのは、ヤバい先輩と同等もしくはそれ以上の先輩に頼ること。
そうして絡まれている時に介入してもらえば、ヤバい先輩も文句を言いづらいです。
それを繰り返していけば、他の先輩に気に入られていると思い、絡みにいくことを躊躇してくれるようになるかもしれません。
また、もし逆恨みされて何かされても、他の先輩が味方になってくれていれば向こうは自分の印象や立場を悪くするだけです。
周囲に味方を作っておくことは、普段でもいざという時でも役立つので、上手く人間関係を構築しておきましょう。
いつでも会社を辞められる準備をする
上記のどれを試しても、なかなかヤバい先輩から逃れることができず状況が改善されない可能性も考えられます。
そんな場合に備えて、いざとなったら会社を辞めることもできるよう、今から準備をしておきましょう。
辞めるにあたって最大の障害となるのは、生活するためのお金です。
つまり見方を変えれば、そのお金さえどうにかできるようになれば、いつでも貯められるということです。
今の時代はインターネットが発達し、お金を稼ぐ手段は昔に比べてたくさん生まれました。
例えば副業であれば、低リスクで始められて大きく稼げるようになる可能性も。
ただでさえ何が起きるか分からない時代、会社の給料以外でお金を稼げる手段を持っておくことは、自衛策の1つとなるでしょう。
自分もヤバい先輩にならないように注意する
本記事では、ヤバい先輩の見抜き方と、絡まれた時の対処法を解説してきました。
ただし忘れてはならないのが、いつか自分もヤバい先輩になってしまうかもしれないということ。
「絶対にあんな風にはならない!」と今は思っていても、日々社会に揉まれていく中で、いつの間にか同類になってしまう可能性は捨てきれません。
これを防ぐためには、自分に指摘をしてくれる同僚や上司を持つことが必要です。
また、常に自分自身で後輩に対して面倒な絡みをしていないか、省みるようにしましょう。
後輩に嫌われるのではなく、慕われ頼りにされる先輩になってくださいね。
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