30歳目前でマネジメントスキルを身に付けるチャンスにあるあなたに伝えたいこと

30代の生き方と悩みの解決
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30歳を目前にしてマネジメント職に打診された。でもこれまでに経験はないし、自分に務まるのか不安だ・・・。

こんな状況に置かれたあなたに、この記事がお役に立てたら幸いです。

僕も28歳の時に初めてマネジメント職を打診され、半ば騙される形で請け負うことになりました(笑)。

大変なことは本当にたくさんありましたし、辛い時もありましたが、今では良い経験であり貴重なキャリアになったと思っています。

この記事では、その経験を踏まえてあなたがマネジメント職につくべきか、またついた際のメリットについて解説します。

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経験しておけば武器になる

結論から言うと、マネジメント職を1度は経験しておくことをおすすめします。

詳しくは後述しますが、マネジメントに触れると、それまで見えてこなかった会社の実態や裏側を知る機会が多くなり、社会について学ぶことが多くなるからです。

「30代でマネジメント経験がないと転職は難しい」という説は100%真実というわけではないので気にする必要はありませんが、少なくとも経験しておいて損はないでしょう。

無理をしてまでやるべきではない

ただし、「経験しておかなければ」などという義務感でやるのは、やめておくべきです。

というよりそんなに無理をしてまで挑むものではありません。

マネジメント職は部下を、ひいてはチームやプロジェクトを率いて導く役目を背負います。

手法は人によって様々なので正解はありませんが、「それは自分に関係ない」という今までのスタンスでは、通用しない部分も多くなります。

時には自分のミスではないことの火消しに追われたり、ケツを持たされることも。

何が起きても自分が対処しなければならない環境に置かれるため、相応の覚悟が求められるのは間違いありません。

だから自分を追い詰めるようにやっていては、どこかで限界を迎えます。

マネジメント職はそうまでしてやるものではないことを、頭の片隅に入れておきましょう。

経験によって得られるメリット

では、マネジメント職を経験をすることで、具体的にどんなメリットがあるのか。

僕の経験上、以下の5つがリットであると考えています。

上層部(経営陣)の実態が見える

マネジメント職になると、必然的に会社の意向や方針をその都度確認しなければならない機会が多くなります。

また、会議についても上層部の出席するものに参加しなければならないこともあるため、今まで関わりがなかった上層部と密に接することに。

そうなると、彼等が何を考え何をしようとしているのかという思惑、いわば実態が見えるようになります。

さらに言うと、公にはしない(できない)思惑や裏側をも知ることになるため、扱う情報のレベルが跳ね上がります。

将来自分が起業や独立をしたいと考えている場合はもちろん、会社員を続けていくにあたっても、そうした深い部分の情報に触れておけるのは貴重でしょう。

会社が世の中に与えるインパクトを感じ取れる

現場の末端にいると、基本的に上から降ってきた命令に従って仕事をするだけです。

自分の関わった事業が最終的にどんな影響を世の中に及ぼしたのかを知ることがないまま、終わることもザラにあります。

マネジメント職になると、会社がどういう背景と思惑からその命令を現場に投げていて、最終的にそれがどんな結果に繋がったのかという物事の始まりと終わりを全て見届けることになります。

さらにその過程にある数々の衝突や混乱などにも、責任を持って対処に当たらなければなりません。

プレッシャーは相当なものですが、その代わりに会社がいかに試行錯誤を重ねて世の中に事業を展開しているか、またそれが与えるインパクトがどんなものか、肌で感じ取れるのです。

これは現場の末端にいるだけでは分からない、マネジメント職だからこそ触れられる部分です。

人員育成の難しさが分かる

マネジメント職になれば避けられないのが人材育成。

チームやプロジェクトに参加しているメンバー(部下)を見守り育てていくのも重要な役目の1つです。

これがいかに難しいかは、実際にやってみて初めて痛感します。

メンバーによってバックグラウンドはもちろん、持ち合わせているスキルもキャリアも、伸びしろも異なります。

さらに仕事へのモチベーションも違うのですから、同じ接し方ではほぼ間違いなく上手くいきません。

個々の特性を理解し、ベストなフォローをできるかが、本人だけでなくチームやプロジェクト全体に良くも悪くも影響を及ぼします。

自分のマネジメント職に対する適性が、ここで明らかになるといっても過言ではないでしょう。

仕事への責任感が増す

マネジメント職は、チームやプロジェクトの背負うミッション(目標値など)を成功させる責任があります。

もちろんメンバーもそれは同じですが、最終的な成否の責任を問われるのはマネジメント職であることは間違いありません。

だからこそ何としても成功させなければならず、そのために考えるべきこともやるべきことも次々に出てきます。

メンバーと比較すれば背負うものが段違いなので、当然ながら責任感も段違いです。

なので成功した時に味わえる達成感は格別ですし、失敗した時の虚無感も大きいです。

しかしどちらに転ぶにせよ、人生において他では得難い経験になり、大きく成長するキッカケになります。

広く多角的な視野が身につく

マネジメント職は、常に視野を広く持たなければなりません。

チームやプロジェクト全体の進捗はもちろん、個々のメンバーの様子や状況に異変がないか、逐一確認が必要です。

少しの見逃しや放置が、致命的な失敗に繋がりかねないからです。

さらに、上層部の視点と現場の視点が異なっていて、見ている景色に齟齬があれば、両者を近付けられるように働きかけなければなりません。

そのためには広く多角的な視野が欠かせず、マネジメント職につけば否が応でも磨く必要のあるスキルとなります。

マネジメントは誰でもできることではない

最後にもう1つお話しておきたいのですが、マネジメント職は誰にでも任せられることではありません。

既に解説した通り、チームやプロジェクトのミッションを成功させることが求められるので、いい加減な人には絶対にお鉢が回ってこないです。

その中で会社から打診されるということは、「この人ならばしっかりやってくれるだろう」というある種の信頼があるからです。

それはあなたからすれば勝手な期待であり、応える義務は全く無いものですが、自分のこれからを考えた時に、敢えて乗ってみることで拓ける道もあるかもしれません。

もちろん乗るかそるかを最終的に決めるのはあなた次第ですが、少しでも自分にとってメリットになりそうであれば乗ってみてもいいのではないかと思います。

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