台風・大雨・大雪と、昨今こうした自然現象が猛威を振るう頻度が多くなってきたように感じます。
社会人にとって悩ましいのが、そんな状況下においても会社へ出勤すべきかどうかということ。
しかも中には、自分でちゃんと対策を練って定刻通りに出社してくるよう指示する会社もあり、しんどい思いをされている方も多いことでしょう。
結論から言えば、そのような会社は今すぐ辞めて、次の道へと進むべきです。
この記事では、その理由と筆者自身の体験談を含めた、悪天候時の出勤についてお話します。
悪天候の時は出勤しなくていい
悪天候で交通機関がまともに動いていないのであれば、無理して出勤する必要はありません。
何とか出勤しようとする人達で溢れかえった駅やバス停などは、その場にいるだけで疲れてしまいます。
また、電車・バスの車内は普段以上にギュウギュウ詰めで、まさに地獄絵図と言える状態。
こんな中で出勤しても、仕事でまともなパフォーマンスを発揮するのは難しいでしょう。
何より転倒したりモノが飛んできたり落ちてきたりなど、道中に危険もたくさんあります。
自分の身を守るためにも、天候が落ち着くまでは大人しく待っていた方が良いのです。
出勤を強要するのは社員を大事にしていない証拠
どんな悪天候でも出勤するように指示してくる会社を辞めるべき理由は、社員を大事にしていないからです。
医療や人命救助といった業務に携わっている場合は、自分がいなければ命を落とす人がいるかもしれないので、出勤しなければ仕方ないかもしれません。
しかし、そうではない仕事をしている会社は、たとえ社員がいなくて仕事をしていなくても、それが原因となって命を落とす人はいないはず。
むしろ、先述の通り社員が危険な目に遭ってしまう、ということも有り得ます。
それにも関わらず、出勤を迫ってくるのは会社の利益のことしか考えていない証拠と言えるでしょう。
そんな会社は、この先も社員のことを大事にせず、使い捨ててくる可能性が高いです。
なのでなるべく早く辞めるのがベストです。
職場や近場に前泊するのは社畜のすること
天候状況を見る限り、どう考えても定刻に出勤するのも、そもそも出勤ができない場合があります。
そんな時、恐ろしいのが職場で寝泊まりしたり、職場の近くの宿泊施設を使うように促してくる会社があること。
もちろん表立って指示はしませんが、遠回しかつ無言の圧力で、そうするように仕向けてくるのです。
しかし冷静に考えてみてほしいのですが、そうまでして会社へ出勤する必要が、本当にあるのでしょうか。
「会社がそう言うなら仕方ない」・・・と思うのは、悪しき文化である社畜への第一歩です。
社畜になって会社の都合の良いように扱われないためには、こうした時に仕事優先で考えないことです。
カプセルホテルに泊まった話
ここまで偉そうに解説してきた筆者も、過去には職場近くのカプセルホテルに泊まった経験があります。
当時、筆者の利用している交通機関が悪天候によって、運航ダイヤが壊滅的に麻痺していました。
その日は帰宅しようと思えば時間はかかっても可能でしたが、翌日の出勤が予定通りにできるかは不透明。
しかし、終わらせなければならない仕事も多く、出勤が遅れれば会社に迷惑をかけると思っていました。
また、管理職のポジションにいたため、上司からは「社会人として自分で考えて出勤するように」と、遅れたり来ないという選択肢が潰されていました。
そこで苦渋の決断として、カプセルホテルで一夜を明かすことにしたのです。
もちろんそのための費用は自腹で、やるせない気持ちになったことを今でも鮮明に覚えています。
カフェでのんびりするくらいでちょうどいい
上記のカプセルホテルでの1件から1年が経った頃、またもや悪天候で利用している交通機関が麻痺する事態が発生しました。
以前と同様に上司からは出勤の指示が出ていましたが、僕はその時何としても出勤しようとはせず、カフェでのんびりとコーヒーを飲みながら休んでいました。
自分が苦労してまで出勤しなければならないことに、疑問を抱いたからです。
結果として、出勤したのは昼を過ぎた頃でしたし上司からは嫌味を言われましたが、筆者自身はとても清々しくストレスもない状態でその日を終えられました。
このように、たとえ無理して出勤しなくとも、どうってことないのです。
余裕をもって働ける環境へ
通勤ラッシュというのは、ただでさえ大きな心理的なストレスがかかります。
加えて悪天候などによる運航ダイヤの乱れや大混雑は、より一層の負担となり社会人に襲い掛かるもの。
ピリピリした雰囲気、駅員に怒鳴る人が現れるなど、見ていて惨めになります。
自分がそうならないように、余裕をもって働ける環境へ移動したり自ら作ることは、非常に重要なことです。
ゆとりのある働き方ができることは、充実した生活を送るために欠かせないものです。
ぜひそれができるように、自分の今後のキャリアについて真剣に考えることをおすすめします。
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