あなたは自分が今いる会社組織が、腐っていると思っていませんか?
勤務時間中に堂々とサボる上司や先輩、やる気も向上心もない同僚、そんな姿を見て会社を舐めきっている後輩・・・
彼等のいい加減な仕事のせいで、そのしわ寄せがあなたや他の真面目な人にきているのに、助けてくれる人は誰もいない。
どれだけ真面目にやっても、一向に状況は改善されず報われない日々を送っていると、とてもやり切れない気持ちになるでしょう。
結論から言えば、腐った組織は今すぐ辞めるべきですが、今後のことを考えるとそう簡単に実行もできませんよね。
そこで本記事では、
・今すぐ辞めるべき腐った組織の6つの特徴
・なぜ腐った組織は今すぐ辞めるべきなのか
・転職がベストな解決策とは限らない理由
・腐った組織を辞めるにあたって必要な2つの準備
について、それぞれ詳しく解説していきます。
今のあなたに少しでもお役に立てるものになっていれば幸いです。
今すぐ辞めるべき腐った組織の6つの特徴
腐った組織はのほとんどは世間の矢面にこそ出てこないものの、その数は未知数と言えるレベルで存在します。
そんな中でも、腐った組織には共通した特徴があります。
具体的には、以下の6つの特徴を持っているのであれば、その組織は腐っていると言えるでしょう。
改善が期待できない環境が醸成されている
実は腐った組織というのは、現場で働く社員の中にはその事実に気付いている人もいます。
優秀な人ほどそれに気付くのは早く、早々に見切りをつけて辞めていくもの。
それに気付かない、または気付いても残るのは、成長性を期待できない社員です。
そんな社員しかいない中では、現場からの改善は期待できません。
そのためパフォーマンスは上がらず組織の成長も見込めず、あなたや数人でどんなに頑張っていても、焼け石に水でしかないでしょう。
かといって上司や役員に相談しても、腐った組織の場合うまくはぐらかされて終わることがほとんど。
つまりトップダウンによる改善も期待できないため、まさに八方塞がりであり、改善が期待できない環境が醸成されていると言えます。
管理職が『管理職の仕事』をしていない
腐った組織の管理職は、管理職として本来すべき仕事をしていません。正確には、できないといった方が正しいかもしれません。
ここで指している管理職の仕事とは、部下のマネジメント(スキルアップのためのティーチング・フィードバック・メンタル面のフォロー等)です。
腐った組織にいる管理職は、そもそも管理職としてのスキルを十分に持っておらず、またそれを教えてくれる存在もいません。
それ以前に、本来であれば管理職の器ではない人物を管理職にしてしまっており、周囲から慕われることもない状態です。
そんな管理職のもとにいる部下は、組織内で自分の進むべき方向が分かりませんし、日に日に不満を強くしていくだけです。
それは仕事に対するモチベーションの低下を招き、優秀な部下ほど今後の自分のキャリアなどを考えて早々に見切りをつけて辞めていきますし、残るのは会社に居座るしかできない問題児ばかりです。
そして当の管理職である本人は、なぜそのような事態が起きているかも分析できず、上層部から問い詰められ右往左往し、下手な言い訳を並べるばかり・・・という悪循環に陥ります。
方針・命令に『人の心』が通っていない
腐った組織は、現場の社員のことなど考えたりしません。
そのため、打ち出される方針・命令は、人間として最低限の礼節すらなかったりします。
方針・命令の背景の説明はない、現場の負担は考慮していない、現場からの意見は受け付けない(表面上は受付していても、それが反映されることはない)。
そうした方針・命令がもたらすものは、現場の社員の強烈な反発と退職率の上昇です。
しかしそれに対して組織が行うのは、新規社員の求人募集だけで、方針・命令に問題がなかったかを分析・反省したりはしません。
そうして人が辞めては入れて・・・を、永遠と繰り返すため、組織は腐ったままというわけです。
評価されるべき人が評価されない
腐った組織では、真面目にやる人がバカを見ることになります。
何故なら真面目な人がやっている地味で細かい部分まで、しっかりと目を通している上司や役員がいないからです。
反対に、性根の腐った人は表向きだけはやっている風を装い、それが高く評価されてしまいます。
少し深掘りすればそれが偽りだと分かりますが、それをやる人間がいないからです。
そうした状況が続けば、どれだけ真面目な人でも報われない事実に絶望し、人知れず潰れていくことになります。
優秀な人材を潰すのは、腐った組織の十八番といっても過言ではありません。
誰も危機感を抱いていない
腐った組織は、明らかにマズい状態であるにも関わらず、誰もそこに危機感を抱いていません。
このままいけばいつか倒産してもおかしくないと予想できるはずなのに、「今は何ともないし大丈夫だろ」と、まるで問題と思っていません。
そうしてそのままで時間が過ぎ、無事倒産という結果が訪れます。
「そんなバカな」と思うかもしれませんが、僕自身が過去にそうやって倒産した組織に所属していました。
最大の危機とは、そう遠くない未来に迫っている結末に、誰も危機感を抱いていないことなのです。
なぜ腐った組織は今すぐ辞めるべきなのか
腐った組織を辞めたいと思っていても、「そんな簡単に辞められない…」という人もいるでしょう。
そこには以下のような理由があると思います。
・転職先で通用するスキルがない
・転職で失敗するかもしれない不安
・一緒に頑張っている仲間を置いていくのは裏切りではないかと感じる
確かに仕事を辞めるのは、相応の覚悟が必要でしょう。
しかし腐った組織に居続けると、あなたも同じように腐ってしまう可能性があります。
人間は自分のいる環境に、自分が思っている以上に左右されるもの。
ただでさえ腐った組織には同類になってはいけない人が数多くいるので、もし影響を受けてしまったら大変です。
そして1度腐り気質が根付いてしまうと、これを拭い去るのは容易ではありません。
その組織にいる時は良くても、違う環境へ行った時に非常に苦労する羽目になります。
長くいればいるほど毒されてしまうので、可能な限りすぐに辞めるべきです。
転職がベストな解決策とは限らない理由
腐った組織を早く辞めるべきとなれば、真っ先に頭に浮かぶのは『転職』でしょう。
もちろんそれも手段の1つであることに間違いありません。
ただ、正直なところ転職はベストな解決策とは言えない面もあります。
何故なら、転職先も腐った組織だった場合、また同じ苦しみを味わうことになるからです。
現代は口コミサイトで事前にある程度の情報を入手できる状態ではあるものの、口コミはあくまでその人の主観的なものですし、情報が正しいという保証はありません。
口コミを参考にいざ転職してみたら、全く違うものだった・・・ということも十分有り得ます。
また、転職自体は珍しいものではなくなりましたが、転職活動には相応のエネルギーと時間が必要です。
履歴書・職務経歴書の作成、企業リサーチ、選考応募、面接対策など、やるべきことはたくさん。
何より転職先の仕事はどうするのか(何をしたいのか)?という点と、今後のキャリアについてしっかり考えておく必要があります。
以上のことから、今すぐに転職するというのは、あまり現実的な解決策ではないのです。
腐った組織を辞めるにあたって必要な2つの準備
転職がベストな解決策ではなければ、どうするべきなのか。
腐った組織を辞めるには、まず以下2つの準備が必要であると考えられます。
①スキルの習得
②今後のキャリア設計
①の『スキル』とは、いわゆる手に職を持つということです。
国家資格など特別なものである必要はなく、Webライティングや動画編集といった、それがあれば自分の身ひとつで稼げるスキルです。
スキルがあれば、そもそも組織に身を置かずとも生計を立てることだって可能です。
②の『キャリア設計』とは、今後の自分の人生設計とも言えるでしょう。
例えばWebライティングであれば、
というように、これから具体的にどんなキャリアを描いていくか(人生を歩んでいくか)ということです。
以上の2点が明確に出来上がれば、腐った組織を辞めてもその後の算段がつくので、根本的な解決策となるでしょう。
とはいえ、いきなりこの2つを用意しようと言われても、どうすればいいか分からず難しいかもしれません。
その悩みを解決できるのが、プロへのキャリア相談です。
中長期的なキャリア形成について、徹底的にサポートしてくれるサービスとなっています。
これで自分の中で今後についての明確な軸を持てれば、あとはそこへ向かって突き進めばいいので、無駄に迷うこともありません。
今なら無料カウンセリングが受けられるので、まずは気軽に相談してみましょう。
あなたが腐った組織から一刻も早く抜け出し、あなたの努力が正しく公平に報われる環境で活躍できるようになることを祈っています。
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