格闘技を辞める人達にその理由を聞くと、「忙しくて続けられないから」というパターンはかなり多いです。
仕事が残業続きで忙しくて…や、家のことで忙しくて格闘技をやる時間がない…という話を、これまでたくさん聞いてきました。
もちろん『自分が自由に使える時間』は、自分が置かれている環境によって大きく差があるのは事実です。
だから、忙しいという理由で辞める人に何か言う資格は誰にもありません。
でも、曲がりなりにも格闘技を10年以上続けてきてた僕は、「忙しい」を理由に辞める人の中には、ただ格闘技を辞めるための言い訳にしている人もそれなりにいると思っています。
今回は、そんな『格闘技』と『忙しさ』についてお話します。
忙しくても格闘技をやれる時間は必ずある
まず結論を言うと、たとえどんなに忙しくても格闘技をやる時間はあるし、続けることは可能です。
極端な話、24時間365日ほとんど休みなく仕事をしているなら事情は変わりますが、それほどの状況に置かれているならまずその仕事を辞めるべきです。
大抵の場合は、最低でも週に1日は休みがあるはずですし、自分の時間はある程度持っているはずです。
僕自身、これまでに転職を何度かしており平日は1日仕事漬け…なんてこともありましたが、それでも細々ではありましたが格闘技は続けていました。
確かにたくさん練習することはできませんが、それでもやれることは確実にあるのです。
本当はやる気がないだけ
では、なぜ「忙しい」を理由に格闘技を辞めていくのか。
それは、単に格闘技をやる気が無くなってしまったからというケースがかなりあると思っています。
実は僕も一時期、「仕事が忙しいから…」と格闘技を辞めていたことがありました。
でも、今振り返るとあの時は忙しいというのは事実でしたが、根底には「数少ない休みの時間を、格闘技に使いたくない」という本音があったのです。
普段忙しく過ごしているのだから、貴重な自分の時間はダラダラしていたい、漫画やアニメを観ていたい…
しかし、格闘技を辞める理由でそんなことは言えません。
だから、最もらしく誰にも何も追及されることがない「忙しい」という理由を使いました。
少しでも「やりたい」と思うなら時間を見直すべき
ここまで厳しい言い方をしてきましたが、だからといって「格闘技を続けろ」ということを言う気はサラサラありません。
上述の通り、僕も格闘技を辞めて離れていた時期はありますし、事情は人それぞれなので忙しい環境で本当に格闘技をやることは不可能なことだってあるでしょう。
でも、もし自分の中に少しでも「格闘技をやりたい」という気持ちがあるなら、どんなに大変でも今1度自分の1日を見直して時間を作れないか考えることが大切です。
辞めることはいつでもできますが続けることは難しいです。
でも、どんな時でも続けられていたら、それは後々の人生の要所で、自分の誇れる強みになります。
もし今、「忙しい」を理由に格闘技を辞めることを考えている人がいたら、改めて自分を見つめ直してみるといいかもしれません。
「仕事が忙しくてどうしても無理…でも格闘技はやりたい」という人は、転職を検討するのも手段の1つです。
色々考えてみて、その上で結論を出すというのも悪くないと思います。
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