格闘技を辞める理由と辞める人の特徴

格闘技のこと
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僕はこれまで10年以上格闘技をやってきて、格闘技を通して子ども・学生・社会人・高齢者と老若男女問わず、たくさんの人と会ってきました。

しかし、その中で決して少なくない数の人達が格闘技を辞めてしまいました(もしかしたらどこかでまた再開した人もいるかもしれませんが)。

実はこれって、珍しいことでも何でもないんです。

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格闘技を辞めてしまう理由

辞める理由は人それぞれですが、主に以下のようなケースが多いです。

仕事が忙しくて格闘技を続ける時間が取れない

残業が多かったり休日返上で働いている人は世の中にたくさんいます。

忙しすぎて格闘技をやる余裕がないということで断念してしまうケースです。

転勤することになった

会社から転勤の辞令がくだり、他県に行くことになったというケースです。

片道何時間もかけて来るのは、普通の社会人にとって現実的に考えて不可能です。

結婚して引っ越しすることになった、妊娠した

結婚を機に引っ越すことになったというケースです。

また、女性は妊娠してジムを休会したものの、お子さんが生まれた後何かと忙しくてそのまま退会し格闘技を辞めてしまうこともあります。

家族の介護が必要になった

ご自分の両親の介護のため、格闘技をやる余裕がなくなったというケースです。

モチベーションが無くなった

最初は刺激があって楽しくやれていたものの、徐々にやる気が下がって続ける意味を見いだせなくなったケースです。

面倒くさくなった

「通うのが面倒」、「格闘技やるより遊んでる方が楽しい」など自分の時間を削って格闘技をやるのが億劫になり、面倒に感じるようになってしまったケースです。

格闘技を辞める人の特徴

仕事や家族の関係でどうしても続けられなくなったという仕方のない場合もありますが、それ以外の自分の気持ちに起因する理由で辞めてしまう人には、以下のような特徴があることが多いです。

器用で人並み以上にできる

皆さんの回りにも、1度教わっただけで簡単にコツやテクニックを習得できてしまう器用な人はいませんでしょうか。

このような人は何でも人並み以上にそつなくこなせるため、上達も早くメキメキと強くなっていくのですが、ある程度やると辞めてしまうパターンが多いように感じます。

プライドが高い

自分の腕っぷしに自信があったり、これまであまり挫折することなく生きてこれた人はプライドが高いことがあります。

しかし、始めたての頃にマススパーリングなどの対人練習でコテンパンにされると「こんなはずじゃなかった…」とプライドが傷付き、いつの間にか来なくなって辞めてしまう人がいます。

正直、始めたばかりで勝てないのは当たり前だと思いますが…(笑)

流行りに敏感

世の中の流行に敏感な人は、その時々で興味関心がどんどん移っていきます。

格闘技がブームになったので何となく始めてみたものの、こういう人は飽きるのも早いので数ヵ月も経たないうちに辞めてしまいます。

地味な作業の繰り返しができない

格闘技の試合を観てめちゃくちゃ派手でカッコいいと言う人がたくさんいますが、そのための練習は至って地味なことの繰り返しです。

パンチやキックなどを何千何万と地道にひたすら反復して行うことになるので、このような練習に耐えられない人には苦痛となってしまい辞めてしまいます。

目的や目標を持っていない

格闘技を始める理由が「格闘技が好きだから!」という人って実は少なくて、大抵は格闘技をやることで得られるものを期待しています。
(ダイエットしたい、強くなりたいなど)

しかしこの辺りがザックリとしていて具体的でないと、少しモチベーションが低下してきたり面倒に感じてきた時に自分の気持ちを鼓舞するものがなくて、そのまま辞めてしまう可能性が高くなります。

格闘技は続けるが勝ち

格闘技に限った話ではありませんが、物事は続けることが何より大切です。

1日1日は大したことがなくても、これが積み重なって1年経過した時に、続けられた人と辞めてしまった人の間の差は大きく開いていることでしょう。

どれくらいのペースでやるかのかは個人の自由ですが、続けることでしか得られないものはたくさんあります。

いち格闘家の端くれとしても、できれば少しでも多くの人に格闘技を辞めずに続けてほしいなぁと思います。

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