ボクシングを始めたばかりの人は、練習に軍手を使っていることがとても多いです。
ミットやサンドバッグ打ちの時に使うパンチンググローブを手に嵌める際に、汗を吸収する役割を果たしてくれる軍手。
しかし、ジムで一緒に練習しているプロ選手やベテラン会員をふと見ると、みんな軍手ではなくバンテージを巻いていると思います。
するとその姿を見て、「軍手じゃダメなのかな…?」と少し不安になることもあるでしょう。
この記事をお読みいただくことで、
・軍手を使ってるけどそれじゃダメなの?
・そもそもバンテージって何?ボクシングには絶対必要なものなの??
という疑問を解決することができます。
これを書いている僕は、格闘技歴10年以上の経験があり、ボクシングのプロライセンスを保有しています。
信頼性はそこそこあると思うので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
ボクシングの練習には軍手ではなくバンテージを使うべき
最初にハッキリと申し上げたいのは、
軍手を使うのは今すぐやめてバンテージを使ってほしい
ということです。
なぜ軍手ではダメなのか。それは以下の3つの理由にあります。
手首を保護してくれない
ボクシングですることが多いケガの1つは、手首を痛めることです。
ミットやサンドバッグにパンチを打ち込む時に正しい形でないと、手首に負荷がかかり痛めやすいのです。
始めたばかりの人はまだ正しい形を習得できていないため特に痛めやすいですが、軍手には手首を保護する機能がありません。
そのため、軍手で練習を続けると痛めてしまう可能性が高いです。
拳の皮がめくれる
ボクシングのパンチは、『人差し指と中指の拳骨(拳の骨が盛り上がった箇所)』を当てるのが正しい打ち方です。
これがとても難しく、ボクシングを始めたばかりの人は変なところが当たってしまうことも多々あります。
それを繰り返していると、拳の皮が擦れてめくれてしまい、血が滲んできます。
軍手は薄い布なので、拳を保護する機能もほとんどありません。
汗の吸収率が良くない
軍手は汗を吸収してくれますが、正直あまり十分な機能ではありません。
ボクシングはグローブをつけて練習するのもあって、想像以上に汗を大量にかきます。
それなのに汗をあまり吸収してくれないとなると、蒸れて臭くなってきたり、あせもや湿疹などができる要因ともなります(僕は何度も湿疹ができました)。
あせもや湿疹は1度できるとなかなか治りづらいので、これを防ぐためにも軍手はやめた方がいいのです。
バンテージの役割と種類
ボクサーなら皆使っているバンテージですが、その役割は拳と手首の保護です。
一見すると分厚くて包帯を巻いているような状態ですが、つまりそれだけしっかりと装備することがは必要という意味です。
バンテージには大きく分けて、『練習用』と『試合用』があります。
普段使うのは練習用なので、基本的にはこちらを買えば問題ありません。
軍手と違いお値段もそこそこしますが、ケガのリスクを考えると絶対にバンテージの方が良いので用意しましょう。
練習するペースにもよりますが、2組あると洗濯などの関係でローテーションしやすいと思います。
「検索してみたら種類がありすぎて、どのバンテージを買えばいいのか分からない!」
という人は、こちらの記事で僕のおすすめのバンテージをご紹介してますので良ければどうぞ。
まとめ
この記事の話をまとめます。
- ボクシングの練習に軍手を使うのは今すぐやめてバンテージを使ってほしい
- 軍手だと手首を痛めたり、拳の皮がめくれてしまう可能性が高い
- バンテージには練習用と試合用の2種類がある。用意するのは練習用だけで大丈夫
バンテージを巻いていると、一人前のボクサーになれた気がしてテンションも上がります。
より充実したボクシングライフを送ってくださいね。
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